第35回読売書法展 審査会場の設営始まる

第35回読売書法展の鑑別・審査は7月26日から東京・東池袋の池袋サンシャインシティ文化会館で行われますが、同会館で作品収納スペースの鉄骨組みなど、会場設営が始まりました。

書法会事務局も大手町の読売新聞東京本社から審査会場の一角に事務局ごと引っ越し。8月1日の特別賞選考委員会まで続く審査週間に備えます。

2018年7月20日(金)23:04

徳島で「小坂奇石の折帖」展、「中林梧竹の長条幅」展 開催中

徳島県立文学書道館では「小坂奇石の折帖」展と「中林梧竹の長条幅」展が開かれています。同館は、小坂奇石は約500点、中林梧竹は約300点に及ぶ作品・資料を所蔵しており、今回はその中から、小坂奇石の折帖、中林梧竹の長条幅作品に焦点を当てて展示を行っています。

「小坂奇石の折帖」展は8月5日(日)まで、「中林梧竹の長条幅」展は10月2日(火)まで開催。

7月21日(土)には「小坂奇石の折帖」展について、読売書法会参事の江口大象先生によるトーク・作品解説が行われます。午後1時から2時30分までで、要申し込み、先着80人です。別室にモニターも用意される予定です。

問い合わせは同館(088・625・7485)へ。

2018年7月18日(水)09:39

35回展記念事業情報

-第35回読売書法展記念事業-

特別展示「読める書への挑戦」

書芸術の一層の発展を目指し、読売書法会は1995年から漢字とかな交じりの作品を募る「調和体」部門を設け、“読めて親しめる書”の普及に取り組んでいます。

第35回の節目となる今年の読売書法展では、“読める書”に取り組んだ先達の「漢字かな交じり」作品を取り上げ、東京展(国立新美術館)と関西展の会場内に特別展示コーナーを設けます。「調和体」のこれまでの歩みを紹介し、現役幹部書家の最新の調和体作品などとともに、現代の書が秘めた進化の可能性を追求します。

 

東京展  国立新美術館(東京・六本木)

8月24日(金)~9月2日(日) 午前10時~午後6時 ※8月28日(火)休館

 

関西展  京都市勧業館みやこめっせ 日図デザイン博物館(京都・岡崎公園)

9月5日(水)~ 9日(日) 午前10時~午後5時(最終日は午後4時終了)※会期中無休

 

入場料 500円(高校生以下無料)

 

展示作品                      (敬称略、50音順) 

青山杉雨、淺香鐵心、淺見喜舟、淺見筧洞、伊藤鳳雲、今井凌雪、今関脩竹、

大石隆子、上條信山、栗原蘆水、桑田笹舟、桑田三舟、黒野清宇、小暮青風、

小坂奇石、近藤攝南、杉岡華邨、高木聖鶴、殿村藍田、成瀬映山、西川寧、

日比野五鳳、甫田鵄川、松下芝堂、宮本竹逕、村上三島、劉蒼居 のおよそ50点

 

 

東京展関連イベント

①席上揮毫・篆刻会

 8月29日(水)午後2時~4時

国立新美術館3階講堂(東京都港区六本木7-22-2)

※ 読売書法会の現役幹部書家が、調和体を含む最新作を「公開制作」します。

 篆刻:和中簡堂(常任理事)

 かな:黒田賢一(常任総務)

 漢字:星弘道(常任総務)

 

②作品解説会(ギャラリートーク)

◆国立新美術館(1A展示室)

※特別展示「読める書への挑戦」出品作品の解説

 8月24日(金)漢字:有岡ᤸ崖(常任理事)

 8月26日(日)漢字:牛窪梧十(常任理事)

 8月27日(月)かな:高木厚人(常任理事)

 8月30日(木)漢字:大澤城山(常任理事)

 8月31日(金)かな:岩井秀樹(常任理事

 9月1日(土) 漢字:吉澤鐵之(常任理事)

 9月2日(日) 漢字:角元正燦(常任理事)

各日午後2時~3時

 

◆東京都美術館(ロビー階第1公募展示室)

※35回展特別賞受賞作品の解説

 (今回に限り、読売大賞・準大賞・新聞社賞・俊英賞・奨励賞が第2会場に陳列されます)

 8月24日(金)かな:師田久子(常任理事)

 8月26日(日)篆刻:和中簡堂(常任理事)

 8月27日(月)漢字:吉澤大淳(常任理事)

 8月28日(火)漢字:市澤静山(常任理事)

 8月29日(水)漢字:日賀野琢(常任理事)

各日午前11時~12時

 

【関西展関連イベント】

作品解説会(ギャラリートーク)

◆京都市勧業館みやこめっせ 日図デザイン博物館展示室内

(京都市左京区岡崎成勝寺町9-1)

※特別展示作品などを前に、調和体の見所を解説します。

 9月6日(木)漢字:福光幽石(常任理事)

 9月7日(金)かな:日比野実(常任理事)

各日午後1時30分~

2018年7月13日(金)18:04

【注意】東京展_展示区分の変更

8月に開幕する「東京展」(8月23日~29日東京都美術館、同24日~9月2日国立新美術館)の展示区分が、下記のとおり例年と大幅に変更になりますので、ご鑑賞に際してご注意ください。

 


 

<35回展特別展示に伴う東京展・展示区分の変更>

 

国立新美術館: 特別展示「読める書への挑戦」

 

・「読める書への挑戦」は、読売書法会創立期の幹部書家ら先達の「漢字かな交じり書」や「調和体」など約50点を紹介する35回展を記念した特別展示です。

・最高顧問、顧問、常任総務、執行役員の第1、第2作品がともに国立新美術館に展示されます。

・審査幹部、審査員、参事、常任理事

・東京展の賛助会員、参与、理事、幹事、評議員

特選と東京展の秀逸、会友、入選の額装で姓の頭文字「ウ~タ」

・特別賞を除く、篆刻、帖、巻子作品

 

東京都美術館: 35回展の特別賞受賞作品

※今回に限り、読売大賞・準大賞・新聞社賞・俊英賞・奨励賞の受賞作品はすべて東京都美術館に展示されます。

特選と東京展の秀逸、会友、入選の額装で姓の頭文字「ア、イ、チ~ワ」

 

 

 

2018年7月12日(木)18:31

「歌仙と古筆」展 東京・出光美術館で開催中

歌仙絵の優品と歌仙の名歌を記した名筆を紹介する「人麿影供900年 歌仙と古筆」展が、東京・丸の内の出光美術館で開かれています。

 

出光美術館の豊かなコレクションから絵巻物、歌合絵など歌仙にまつわる作品約60件を公開。書は、国宝・古筆手鑑「見努世友」をはじめとして、重要文化財の「高野切第一種」、「継色紙」、伝西行「中務集」、俵屋宗達画・烏丸光廣詞書「西行物語絵巻物」、伝藤原行成「久松切和漢朗詠抄 巻下」、伝藤原信実画・伝後京極良経詞書「佐竹本三十六歌仙絵柿本人麿」など、見ごたえのある名品が並んでいます。

 

「高野切第一種」は東京国立博物館の企画展示「特集ひらがなの美ー高野切ー」(7月1日まで)に、烏丸光廣の書はセンチュリー・ミュージアムで開かれている「近世の紹介と文学」展(6月30日まで)にも展示されています。
7月22日まで。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)へ。

 

 

 

 

2018年6月27日(水)09:40

「生誕260年記念 心のふるさと 良寛」展 東京・永青文庫で開催中

江戸時代後期の托鉢僧、良寛(1758-1831)の書の魅力に迫る展覧会「心のふるさと 良寛」が、東京・目白台の永青文庫で開催されています。生誕260年を記念し、個人コレクター秘蔵の作品を中心に構成した企画です。後期(5月30日から7月11日まで)は、59歳の時に移り住んだ「乙子神社時代」以降に焦点をあて、「六曲屏風半双 漢詩日々日々」など自作の詩や歌を書いた作品と書簡を中心に約50点を展示しています。文字間、行間の余白の処理や、点を多用した絶妙な構成など、良寛ならではの作品世界を堪能することができます。

7月11日まで。問い合わせは同文庫(03・3941・0850)へ。

2018年6月26日(火)09:07

35回展 1万5,485人が応募

「第35回読売書法展」(読売新聞社、読売書法会主催)の出品受け付けが6月21日、東京・大手町の読売新聞東京本社で行われ、1万5,485人の応募がありました。

 

今回受け付けした作品は、7月下旬に審査され、8月上旬に各賞が決定する予定です。

当ホームページでも、決定翌日の正午までに、速報を発表します。

 

なお、8月に開幕する「東京展」(8月23日~29日東京都美術館、同24日~9月2日国立新美術館)の展示区分が下記のとおり大幅に変更になりますのでご注意ください。

 


<35回展特別展示に伴う東京展・展示区分の変更>

 

 国立新美術館: 特別展示「読める書への挑戦」

 

※最高顧問、顧問、常任総務、執行役員の第1、第2作品がともに国立新美術館に展示されます。

「読める書への挑戦」は、読売書法会創立期の幹部書家ら先達の「漢字かな交じり書」や「調和体」など約50点を紹介する35回展を記念した特別展示です。

 

 東京都美術館: 35回展の特別賞受賞作品

 

※今回に限り、読売大賞・準大賞・新聞社賞・俊英賞・奨励賞の受賞作品はすべて東京都美術館に展示されます。

 

 

2018年6月22日(金)12:20

「近世の書と文学」展 東京・センチュリーミュージアムで開催中

東京・新宿区早稲田のセンチュリーミュージアムで、「江戸文化に見る唐様と和様   近世の書と文学」展が開かれています。
本阿弥光悦ほか「寛永の三筆」から、池大雅、与謝蕪村らを経て小林一茶まで、安土桃山時代〜江戸時代の唐様、和様の書の多様な魅力を約30点で展観しています。小ぶりながら、江戸の書を落ち着いて味わうことの出来る展覧会です。
6月30日まで。問い合わせは同ミュージアム(03・6228・0811)へ。

 

(さらに…)

2018年6月18日(月)17:49

青山トク様お別れの会 開かれる 

3月9日に逝去された青山トク様(故青山杉雨先生の妻、享年97歳)のお別れの会が17日、東京・ホテルオークラで開かれました。青山先生の没後も、青山先生の作品や中国の書画などを東京国立博物館に寄贈するなど、書道界の発展に貢献されました。書道界を中心に約260人が参列し、献花を行いました。

 

2018年6月17日(日)16:15

第7回寄鶴文社書展 大賞は調和体作品

第7回寄鶴文社書展が東京・東池袋のサンシャインシティ文化会館2階展示ホールDで開かれています。特別展覧として青山杉雨、成瀬映山両先生の遺作が出品されていますが、その作品と向き合う壁面に、今年の大賞に選ばれた塚越桃香さんの調和体作品が展示されています。

題材は、東京・原宿の美術館で見かけた北斎の浮世絵に触発されて綴ったというご自身の言葉。確かな構成の中に「画かき三昧の北斎は、晩年になっても絵の神髄を求め続けた」など北斎への敬慕の念が反映された言葉が並びます。調和体ならではの自在で率直な気持ちが感じられる作品です。

同展は3日まで。

2018年6月1日(金)18:52