読売新聞創刊150周年 第40回読売書法展記念事業
特別展示「名品でたどる文字文化、書の歴史」

1984年(昭和59年)に伝統書法の継承と発展を基本理念として発足した読売書法会。第40回展を迎える本年は記念事業として、書を芸術の域に高めた日中の古典作品を展観する特別展示「名品でたどる文字文化、書の歴史」を東京と京都で開催します。


読売書法会の先達書家らは、古典に向き合い書法を鍛える姿勢を継承し、芸術性を高め錬磨を心がけました。本展では、先達書家が学んだ、明末清初の董其昌(とうきしょう)張瑞圖(ちょうずいと)王鐸(おうたく)黄道周(こうどうしゅう)倪元璐(げいげんろ)らの漢字をはじめ、かなの代表的な古典である三色紙(継色紙、升色紙、寸松庵色紙)や高野切第一種、さらに篆刻の名品を展示し、継承者の育成に努める書家の作品が「本格の輝き」の理念のもと、古典作品の系譜に連なるものであると示します。


本展で貴重な古典作品を間近に鑑賞することにより、書を学ぶ方には新たな書作のきっかけになればと願っています。そして多くの方が書の魅力に気づき、長い歴史の上に築かれた日本の書の豊かな世界に関心を持たれるよう祈念しております。

東京展

会場

国立新美術館(東京・六本木)

  • ※第40回読売書法展東京展、第1会場内

会期

2024年8月23日(金)~9月1日(日)

  • ※8月27日(火)休館

開館時間

午前10時~午後6時

  • ※入場は閉館の30分前まで

入場料

600円(税込み、高校生以下無料)

  • ※入場券は「第40回読売書法展 東京展(第1会場・第2会場)」と共通で、各会場お一人様一回限りご観覧いただけます。

主催

読売新聞社、読売書法会

関西展

会場

京都市勧業館みやこめっせ 日図デザイン博物館(京都・岡崎公園)

  • ※第40回読売書法展関西展、第2会場 地下1階

会期

2024年9月11日(水)~15日(日)

  • ※会期中無休

開館時間

午前10時~午後5時

  • ※入場は閉館の30分前まで
  • ※最終日は午後4時終了

入場料

600円(税込み、高校生以下無料)

  • ※入場券は「第40回読売書法展 関西展(第1会場・第2会場)」と共通で、各会場お一人様一回限りご観覧いただけます。

主催

読売新聞社、読売書法会

第40回読売書法展の詳細はこちら

伝藤原公任筆「石山切」

伝藤原公任筆 「石山切」
平安時代・12世紀

董其昌「行草書七絶詩軸」

董其昌筆 「行草書七絶詩軸」
明時代・16~17世紀

呉昌碩刻「且飲墨瀋一斗」

呉昌碩刻 「且飲墨瀋一斗」
清時代・宣統元年(1909)