読売書法会会長 村岡彰敏
ユネスコ登録は好機-書道普及へ施策を強力に展開

 2026年には書道界の悲願であるユネスコ無形文化遺産に「書道」が登録されることが確実視されています。長年にわたって熱心に取り組んできた私たちの活動が、ようやく実を結ぼうとしているのは、たいへん喜ばしいことです。


 もちろん、ユネスコ登録はゴールではありません。むしろ書道に注目が集まる絶好の機会ととらえ、その魅力を読売グループのあらゆる媒体を総動員して広く国内外へ発信したいと考えております。読売書法会は皆様と手を携えて書道の普及振興の中核を担ってまいります。


 昨今は少子高齢化に加え、スマートフォンなどデジタル機器の急速な進化によって書道人口が減少しています。ユネスコ登録は、生活に根ざした誇るべき伝統文化である書道の魅力を再発見させてくれるに違いありません。


 読売書法会としては、読売書法展のより一層の隆盛に力を入れると同時に、特に次世代の若者、子どもたちに書道の楽しさや奥深さを体感してもらうための諸施策を強力に展開していきたいと考えています。


 新たな取り組みのヒントとなるのは、昨年の大阪・関西万博で開催した「未来へつなぐ日本の書」です。最新の技術や映像を駆使して訪れた人々を魅了し、若年層対策のお手本とも言える優れた企画でした。


 2027年の第43回読売書法展から、書法会システムを全面更新し、飛躍的に出品しやすくなります。新システムでは、インターネット上に個人用のマイページを開設し、オンラインで出品情報の登録が可能となります。成績通知をはじめ各種連絡事項をマイページで確認できます。


 ユネスコ無形文化遺産の登録を契機に書道の普及振興が一段と進み、読売書法展の充実にもつながることを期待しております。


2026年4月

読売書法会会長 村岡彰敏

読売書法会会長
村岡彰敏