読売書法会会長 老川祥一
最高峰の書作品 楽しんで ― コロナ禍、対策を講じて臨む

 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、第37回読売書法展は東京五輪・パラリンピック同様に開催を一年延期しました。書法展の審査には選考過程で大勢が集まり作業するため、これまでのスタイルでは開催することが困難との判断からやむをえず延期に至った次第です。1984年に第1回展が始まって初めて直面した事態で、多くの関係者の皆様にご迷惑をおかけしました。


 そこで今回は審査方法を見直して臨みます。審査員の入れ替えによる人数制限や審査会場の分散など、密になる状態が生じないように工夫して開催に向けた準備を進めています。審査期間中も審査に携わる方が不安に感じることのないように感染防止対策を講じていく予定です。


 皆さんもコロナ禍で普段とは異なる状況で書作活動を続けられていると思いますが、どうぞ研鑽に励まれ良い作品を発表していただきたいと思います。


 読売書法会はこれからも古典と伝統を大切にする「本格の輝き」の理念のもとで、時代に応じた変化にも柔軟に対応して進んで参ります。今年も現代書壇の最高峰の書作品を多くの方にお楽しみいただけますことを願っております。


2021年3月

読売書法会会長 老川祥一

読売書法会会長
老川祥一