第7回寄鶴文社書展 大賞は調和体作品

第7回寄鶴文社書展が東京・東池袋のサンシャインシティ文化会館2階展示ホールDで開かれています。特別展覧として青山杉雨、成瀬映山両先生の遺作が出品されていますが、その作品と向き合う壁面に、今年の大賞に選ばれた塚越桃香さんの調和体作品が展示されています。

題材は、東京・原宿の美術館で見かけた北斎の浮世絵に触発されて綴ったというご自身の言葉。確かな構成の中に「画かき三昧の北斎は、晩年になっても絵の神髄を求め続けた」など北斎への敬慕の念が反映された言葉が並びます。調和体ならではの自在で率直な気持ちが感じられる作品です。

同展は3日まで。

2018年6月1日(金)18:52