関連書道展
「師田久子書作展」3月29日まで
「―響色―師田久子書作展」が3月29日(日)まで東京銀座画廊・美術館で開かれています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大型の書展が相次いで中止や延期を余儀なくされる中、会場入り口で来場者の両手に除菌スプレーをかけるなど感染防止に努めながらの開催となりました。
師田先生は今回が初めての個展。古今和歌集、金槐和歌集、百人一首などを題材にした約40点が展示されています。「今までやってきた集大成みたいなものに仕上げようと思い、動きの激しいもの、ちょっとしっとりとしたものなど、自分が今持つ技法で書風をいろいろと変えながら書いてみました」とのことで、屏風、巻子、手鑑の臨書なども交えた変化に富む構成となっています。
また、料紙の美しさや、ご自分の着物や帯、楽しんで集めてきた古い端切れ、モダンなデザインのタイシルクなど、装丁に使われている生地の多彩さも鑑賞者を楽しませています。
師田先生は挨拶文の中で、「かな書の道を只管(ひたすら)歩き、良き仲間に支えられながらここまで来る事が出来た幸せを感じております」と記されています。
午前10時~午後5時。最終日の3月29日(日)は午後4時まで。
2020年3月25日(水)19:44