親子書道教室開かれる

 

第34回読売書法展の開幕を前に、17日、東京・よみうり大手町ホールで「親子書道教室」が開かれました。

抽選で選ばれた小中学生の親子36組76人が参加し、毛筆と篆刻(てんこく)に分かれて書作を体験しました。参加者は約2時間半にわたり、岩井笙韻(しょういん)先生、谷口成孝(しげたか)先生、尾花太虚(たいきょ)先生など総勢18人の先生の指導を受けながら作品を仕上げました。

埼玉県川越市の奥山綾子さんと同市立月越小学校3年の舞さん親子は初参加。綾子さんは書道の経験があり、「娘に書く楽しみを知ってもらいたいと思って」申し込まれたそうです。それぞれ何人もの先生から助言や手ほどきを受けながら、綾子さんは「花意竹情」、舞さんは「山川」を仕上げました。

篆刻に挑戦した東京都足立区立千寿本町小5年の横山悠大君は2度目の参加。父親の豊彦さん(52)は「息子が以前母親と参加し、持ち帰った印がなかなかよかったので、自分もやってみたいと思い参加を決めた」といいます。悠大君は「2度目でも難しい」と言いますが、指導にあたった尾花先生は「自然体で取り組み、理解も早かった」と評しておられました。

参加者全員の作品が、8月25日から9月3日まで東京展第1会場の国立新美術館(東京・六本木)2階展示室の奥のスペースで展示されます。(8月29日は休館)

 

 

 

2017年8月18日(金)12:09