改元当日、東京ドームで「令和」揮毫

「令和」と改元された51日、東京ドームのプロ野球「巨人―中日戦」(デーゲーム)の試合開始前に記念セレモニーが行われ、日本書道ユネスコ登録推進協議会の副会長を務める髙木聖雨先生が縦3.2m、横6mの和紙に新元号を揮毫しました。

 

「令和」と揮毫する髙木聖雨先生

 

 新しい時代の幕開けを祝うとともに、書道文化の継承と、ユネスコ世界無形文化遺産登録を目指す日本書道ユネスコ登録推進協議会の活動をアピール。髙木先生はマウンドと2塁ベースの間に用意された和紙に力強く揮毫し、約4万6000人の観客から大きな拍手を受けました。

 

スタンドから4万6000人を超える観衆が見守った

 

東京ドームのオーロラビジョンに映し出された「令和」の文字

 

揮毫に続き、41日付で国内史上最年少の囲碁棋士になったばかりの仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(10)が「い・ご」にちなむ背番号「15」のユニホーム姿でマウンドに上がり、「令和」の文字を背に始球式を行いました。巨人・坂本勇選手が「令和1号」本塁打を放った話題もあり、テレビのスポーツニュースなどで「揮毫」の文字が繰り返し映し出されました。

始球式のマウンドに上がった囲碁棋士の仲邑菫さん

 

また、東京ドームのコンコースには同日、髙木先生の揮毫による「令和」の額装作品を手に持ち、菅官房長官が新元号を発表した時と同じポーズで記念撮影できるコーナーも設け、世界無形文化遺産登録に向けた活動をアピール。開場とともに行列ができる人気ぶりでした。

 

髙木先生は揮毫後、「5万人近い方が見ていることを考えずに揮毫しましたが、やはり緊張しました。普段は自分一人しかいない静かな部屋で書くので、貴重な体験でした。書の伝統をこうした形で披露することができ、書の発展のために良い場所を与えていただいたと思います」と話していました。

人気を集めた「令和」記念撮影コーナー

 

 

 

2019年5月8日(水)15:29

第22回 一水会

第22回 一水会

 

2019年5月18日(土)~22日(水) O(オー)美術館(JR大崎駅・北改札東口から2分)

 

一水会(代表:師田久子)

 

 

2019年5月7日(火)10:15

第50回 国書展

第50回 国書展

 

2019年5月12日(日)~18日(土) 東京都美術館

 

第50回記念特別展示 津金隺仙・津金孝邦 自選作

 

凌雲書道会(代表:津金孝邦)

 

 

 

2019年5月7日(火)10:10

生誕130年記念 鈴木翠軒展

生誕130年記念 鈴木翠軒展

 

2019年5月14日(火)~19日(日)  鳩居堂画廊(東京・銀座)

 

日本芸術院、田原市博物館(愛知県)、個人が所蔵する作品約20点と文房具を展観

 

翠心会(特別顧問:鈴木朝子 会長:太田海軒)

 

 

 

2019年5月7日(火)10:05

第41回青潮書道会全国展

第41回青潮書道会全国展

 

2019年4月28日(日)~29日(月・祝) マイドームおおさか  1・2F

 

青潮書道会(会長:岡田契雪)

 

 

2019年4月28日(日)09:00

【事務局からのお知らせ】10連休中は業務を停止させていただきます

4月27日(土)から5月6日(日)までの10日間は、読売書法会事務局も休みとなります。

 

読売書法展への出品や読売書法会の登録関係の各種お問い合わせは、郵送かFAXでお送りください。

 

詳しくは、当サイトの「事務局によくあるお問合せ」(Q&A)にも掲載していますので、あらかじめこちらをご参照いただきますようお願いいたします。

 

事務局の業務再開は、5月7日(月)午前10時の予定です。

 

読売書法会事務局

2019年4月26日(金)18:00

改元当日、髙木聖雨先生が東京ドームで「令和」を揮毫

5月1日の改元当日、東京ドームで行われる「巨人×中日」戦の試合開始前に改元を記念するセレモニーが開かれ、髙木聖雨先生がグラウンド上で新元号「令和」を揮毫されます。

 

東京読売巨人軍が26日、発表しました。

「令和時代」の幕開けを祝うとともに、「日本の書道文化」のユネスコ無形文化遺産登録をめざす書道界の推進運動をPRします。

 

髙木先生の揮毫に続いて、囲碁の最年少プロ棋士として話題を集める仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(10歳)による始球式が行われます。

 

 

 

 

 

2019年4月26日(金)17:32

上野誠・奈良大学教授が「万葉集」テーマに講演

第73回日本書芸院展の初日、国文学者の上野誠・奈良大学文学部教授が「万葉集は言葉の文化財」と題して記念講演を行いました。
上野先生は万葉文化の研究者として多くの著作を発表する一方、軽妙な語り口でテレビ、ラジオに出演。読書家としても知られ、読売新聞の読書委員(書評委員)も務めました。

 

講演する上野誠先生=4月24日、大阪国際会議場で

 

上野先生は講演会の冒頭、「少し早めに来て(会場隣の)リーガロイヤルホテルでお茶を飲んでいたら、横から『今日の講演者は上野先生らしいけれど、本当は中西先生の方が良かったのになあ』という会話が聞こえた」と、新元号「令和」の提案者とされる中西進・国際日本文化研究センター名誉教授の名前を挙げ、会場を埋めた聴衆を笑わせました。

 

その上で、中村伸夫先生が揮毫した「初春令月」「気淑風和」の二幅を背に、「令和」の出典である万葉集「梅花の歌三十二首」の序文の私訳を朗読。「令」「和」の字を含む「初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ・・」の一文を解説し、「風が和らぎ、天の気、地の気、人の気も良くあってほしいという思いを込めた元号が定められた」と述べました。

 

上野先生は万葉集「巻一」の巻頭歌、雄略天皇が春の若菜摘みの乙女に呼びかけた「籠(こ)もよ み籠持ち・・」について、摘んだ若菜を茹でて食べることが春の生命力を体に取り入れる行事だったと説明。歌の中には当時の季節感や信仰、風習などが詠み込まれており、「いくら文法を勉強しても歌の心には近づけない。現在の古典教育には『実感』というものが欠けている」と指摘し、「たとえば学生に『花冷え』という言葉を教え、『今日は花冷えですね』と誰かに話しかけてみるように言えば、言葉が持つ生活実感が分かるようになる」と述べました。

 

また、「会場を回り、出展された作品を見て、書というものは静止した絵画、アートとしての側面とともに『音楽だな』と思った。先生方がどんな息づかいで書いていらっしゃるか伝わってくる」と感想を口にし、古今和歌集の仮名序「いきとしいけるもの、いづれかうたをよまざりける」を引いて、「歌を詠むのは人間普遍の文化」「詩は音楽であることを忘れてはいけない」と語りました。

 

上野誠先生と黒田賢一理事長(右)、中村伸夫先生(左)


 

 

2019年4月26日(金)15:12

第73回 日本書芸院展ー伝統と創意ー

第73回日本書芸院展 ―伝統と創意―

 

2019年4月24日(水)~28日(日) 大阪国際会議場 3階特設会場

 

文化功労者・日本藝術院会員をはじめ、日本を代表する書作家約600人の新作が一堂に並び、50歳以下の若手作家を応募者の中から選んで紹介する「魁星作家コーナー」も注目を集めています。

 

幹部作品が並ぶ前で行われた開会式のテープカット(4月24日)

 

「魁星作家コーナー」

 

 

 

 

2019年4月24日(水)09:00

第19回東龍文会かな書展

第19回東龍文会かな書展

 

2019年4月24日(水)~28日(日) 東京銀座画廊・美術館 7階

 

東龍文会(会長:岩井秀樹)

 

2019年4月24日(水)09:00