贈劉潜

贈劉潜

――作品に込めた思い

釈文:人生無常因 飄如風中雲 昔別大江隅 今也長江濆 涼飆起霜夕 隕葉何紛紛 我菊有佳色 毅然獨芳芬 遲速良有時 勉哉樹高勳


人生常に因る無し 飄として風中の雲の如し 昔別れる大江の隅 今也長江の濆 涼飆霜夕に起こり 隕葉何ぞ紛紛たり 我が菊佳色有り 毅然として独り芳芬たり 遅速良に時有り 勉めるべき哉高勲を樹てるを

――2021年の意気込み、読売書法展への想い等

 コロナがどうあろうとも、兎に角、勉強は続けなくてはなりません。読売書法展も一点は三~四字の大字楷書を出す予定ですが、三行ものもと思い書いてみました。墨量不足ですが。李夢陽の詩「贈劉潜」です。