ギャラリー
土橋靖子先生
橘曙覧全歌集
――作品に込めた思い
釈文:今朝見れば 赤き紅葉に 霜ふりて 秋風さむし 岨のかけ道
歌意から遠く離れないよう漢字と仮名の自然な調和を願いました。
奇をてらわず心地よい変化が表現できればと念じました。
――いま、伝えたいこと
コロナ禍の中、人と人との触れ合いや活動が制限され、気持ちの落ち込みや寂しさを感じている方も多いと思います。しかし、「ものを創る」という行為は、実はもともと内向きで孤独な作業であると言えましょう。この機を前向きに捉え、生きる糧として書と向き合っていきたいものです。
求める道があることそのものが、人生の支え、幸せに通じると信じて…。