其來趩々

其來趩々

――作品に込めた思い

釈文:其の来たるや趩々。走ってくる せかせかと


 石皷文の鹿の項の摘句です。「()()るや趩々(ちょうちょう) 。」 趩々を福本雅一先生は「せかせか」と譯されています。


 ピリッとした画をと、鬼神筆でやりましたが、鈍重な気分になってしまったと反省しています。落款に趩者走也と入れました。