万葉集より

万葉集より

――作品に込めた思い

釈文:新しき 年の初めに 思ふどち い群れて居れば 嬉しくもあるか(万葉集より 大膳大夫道祖王の歌 4284)

――2021年の意気込み、読売書法展への想い等

 新年のはじめに気の合う者が集まって話し合ったり、食事をしたりできることがどんなにうれしいことだろうか。そんな日常世界がコロナ禍によって一変しました。当たり前のことが当たり前でなくなりました。


 一日も早い収束とともに平穏な日常生活が取り戻せますようにとの思いを込めて……。


 万葉歌の中からこの歌を選び書作いたしました。